ジチテン

外字

読み:がいじ

意味

外字とは、コンピュータの標準的な文字コードに含まれず、自治体などが独自に作成して登録した文字をいう。

住民の氏名にある「はしご高」や特殊な異体字を、なぜシステムごとに別の文字として扱わざるをえなかったのか。外字は、標準の文字コードに用意されていない人名漢字や異体字を、自治体が自前で字形を作って登録した文字である。住民基本台帳には戸籍由来の多様な漢字が登録されており、これらを表示・印刷するために各団体が独自の外字を持ってきた。問題は、ある自治体で作った外字が別のシステムでは同じ字として認識されない点にあり、データ連携や帳票の文字化けを招いてきた。自治体情報システムの標準化では、こうした団体ごとにばらばらな外字を整理し、国が定める文字情報基盤の文字へそろえ直す同定作業が避けて通れない課題となっている。

標準化・文字情報基盤での同定

自治体情報システムの標準化において、外字の扱いは移行作業の難所として知られる。各団体が長年かけて作り込んできた外字は、字形も登録番号も団体ごとにばらばらであり、そのままでは共通基盤へ載せられない。そこで、自団体の外字が国の文字情報基盤に収録されたどの文字に当たるかを一つずつ確かめる文字同定の作業が必要になる。文字情報基盤は約6万字を整備した国の共通の文字集合であり、ここに対応づけられれば外字を廃して標準の文字へ置き換えられる。一方、基盤にも見当たらない真にまれな字は引き続き個別対応が要り、件数が多い自治体ほど同定に人手と時間を費やす。氏名の正確な表記は住民の権利に直結するため、機械的に近い字へ寄せず、戸籍や台帳の原本に照らして慎重に判断する運用が要る場面である。

つながりのある用語

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