中間処理とは、廃棄物を最終的に処分する前に、焼却、破砕、脱水、選別などによって、その量を減らし、性状を安定させ、または資源として再利用できるようにする処理をいう(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)。
排出された廃棄物をそのまま埋め立てれば、処分場はたちまちいっぱいになり、有害なものはそのまま環境を脅かす。中間処理は、最終処分の前に廃棄物の量を減らし、性質を安定させる工程で、限られた処分場を長く使い、環境への負荷を抑えるために欠かせない。
中間処理には、燃やして容積を大きく減らす焼却、砕いて細かくする破砕、水分を取り除く脱水、再利用できるものを取り分ける選別など、さまざまな方法がある。たとえば、家庭から出る可燃ごみを焼却すれば、容積は大幅に減り、衛生的にも安定する。中間処理は、廃棄物の量を減らす減量化、性質を安定させる安定化、害を少なくする無害化、そして資源として活かす再生という役割を担う。これらの処理を経て、なお残るものが最終処分場へと運ばれる。中間処理をどれだけ徹底できるかが、最終処分量の多寡を左右し、ひいては処分場の寿命を決める。
最終処分量を左右する減量化
中間処理の最も重要な役割は、最終的に埋め立てる廃棄物の量を減らす減量化である。最終処分場は、新たに確保することが地域の反対などで難しく、その容量には限りがある。埋め立てられる量が増えれば、処分場はそれだけ早く満杯となり、新たな処分場を探さなければならなくなる。中間処理、とりわけ焼却によって廃棄物の容積を大きく減らせば、最終処分場へ運ばれる量が抑えられ、処分場をより長く使うことができる。焼却によって生じる灰も、溶融して固めるなどの処理を施せば、さらに容積を減らし、安定させることができる。中間処理をどこまで徹底するかは、最終処分場の寿命と、新たな処分場の確保という地域の重い課題に直結する。廃棄物の発生そのものを減らす取組みとあわせて、中間処理による減量化が、廃棄物行政の持続を支えている。
資源化との結びつき
中間処理は、単に廃棄物を減らし安定させるだけでなく、資源として活かすための工程としての性格も強めている。選別によって、廃棄物のなかから金属やプラスチック、紙などの再利用できるものを取り分ければ、それらは資源として再び利用される。生ごみを発酵させて堆肥やガスにする、廃棄物を燃やした熱で発電するといった、エネルギーや資源を回収する処理も、中間処理に位置づけられる。こうした資源化を進めれば、最終処分量がさらに減るだけでなく、新たな資源の消費も抑えられる。限られた資源を循環させて使う社会をめざす流れのなかで、中間処理は、廃棄物を単に捨てるための工程から、廃棄物から資源を取り出す工程へと役割を広げている。何をどこまで資源として回収するかは、費用や技術との兼ね合いのなかで判断される。
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