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公金受取口座

読み:こうきんうけとりこうざ

意味

公金受取口座とは、国や自治体からの給付金や還付金などを受け取るために、マイナンバーとともにあらかじめ国に登録しておく預貯金口座をいう(公的給付の支給等の迅速かつ確実な実施のための預貯金口座の登録等に関する法律)。一人につき一口座を登録する。

給付金を支給するたびに、住民が口座の情報を書類で提出し、自治体がその一つひとつを確認していては、給付に時間がかかり、誤りも生じやすい。公金受取口座は、受取先の口座を事前に一度登録しておくことで、給付を素早く確実に行えるようにする仕組みである。

住民が、自らの預貯金口座をマイナンバーとともに国にあらかじめ登録しておくと、国や自治体は、給付金や還付金を支給する際にその口座を利用できる。登録は一人につき一口座で、給付のたびに口座を申告する手間が省ける。災害時の支援金や、子育てに関する給付など、迅速さが求められる場面で、支給までの時間を短縮する効果が期待される。自治体にとっては、住民から提出された口座情報の確認にかかる事務を減らせる利点がある。一方で、本人と異なる口座が誤って登録される問題なども生じており、登録の正確さをどう確保するかが課題となっている。

給付事務における口座確認の代替

公金受取口座が自治体の実務にもたらす意味は、給付の際の口座確認という負担を軽くする点にある。これまで、給付金を支給するたびに、自治体は申請者から口座情報の記入された書類や通帳の写しを受け取り、その内容に誤りがないか、本人の口座かを一件ずつ確認してきた。記入の誤りや読み取りにくい文字があれば、本人への問い合わせが必要となり、支給はそのたびに遅れる。公金受取口座が登録されていれば、自治体はあらかじめ確認された口座の情報を利用でき、こうした確認の事務を省いて、より早く正確に給付を届けられる。とりわけ、対象者が多く迅速さが求められる一律の給付の場面で、その効果は大きい。給付事務の効率化を支える基盤の一つとして位置づけられる。

誤登録と本人確認

公金受取口座の運用で表面化したのが、本人と異なる名義の口座が誤って登録される問題である。家族の口座を登録してしまうなど、本人以外の口座が結びつけられる事例が生じ、給付金が本来の受取人とは別の人の口座に振り込まれるおそれが指摘された。これを受けて、登録の際に口座の名義と本人の情報を照合し、一致しない登録を防ぐ対策が進められた。マイナンバーと口座を結びつけるこの仕組みは、給付を効率化する一方で、誤った結びつきがあれば給付の誤りに直結する。登録された口座が確かに本人のものであることをどう担保するかは、制度への信頼を保つうえで欠かせない論点であり、本人確認の確実さが制度の土台となっている。

つながりのある用語

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