ジチテン

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

読み:ようじきのおわりまでにそだってほしいすがた

別名:10の姿
意味

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿とは、保育所保育指針・幼稚園教育要領・幼保連携型認定こども園教育・保育要領が共通して掲げる、就学前までに育みたい子どもの具体的な姿を10項目で示した到達像である。

保育所幼稚園認定こども園のどこに通っても、子どもが小学校入学までに身につけてほしい育ちの方向性をそろえられるかという問いに応えるのが、この「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」である。2017年(平成29年)に保育所保育指針幼稚園教育要領・認定こども園教育保育要領が同時改訂され、健康な心と体、自立心、協同性、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現など10の姿が三者共通の枠組みとして書き込まれた。これは到達度を測る目標ではなく、教育・保育で育みたい方向性を示すものとされる。小学校はこの姿を踏まえてスタートカリキュラムを組み、幼保小の接続を図る。市町村では、所管の異なる幼稚園・保育所・認定こども園の担当部局が、この共通枠組みを軸に接続施策を調整する。

三要領・指針の同時改訂と幼保小接続

この「10の姿」が重要なのは、所管も施設類型も異なる就学前施設に共通の育ちの枠組みを与えた点にある。幼稚園は文部科学省所管で教育要領、保育所は厚生労働省(現こども家庭庁)所管で保育指針、認定こども園は両者にまたがり教育・保育要領に従うため、従来は施設ごとに育ちのねらいの表現が異なっていた。2017年の三者同時改訂で「育みたい資質・能力」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が共通して盛り込まれ、どの施設に通っても就学前の育ちの方向性がそろうよう整合が図られた。小学校学習指導要領もこれに対応し、入学直後の生活科を中心とした合科的な指導(スタートカリキュラム)でこの姿を受け止める設計とされた。市町村は所管部局が分かれる幼稚園・保育所・認定こども園の間でこの枠組みを共有し、保幼小の接続会議や引継ぎの仕組みづくりに用いる。

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