ジチテン

特別活動

読み:とくべつかつどう

意味

特別活動とは、学習指導要領が定める教育課程の一領域で、学級活動(高等学校はホームルーム活動)・児童会活動(中学校・高等学校は生徒会活動)・クラブ活動(小学校のみ)・学校行事を内容とし、集団活動を通して望ましい人間関係や自主的・実践的な態度を育てる活動である。

学級会・児童生徒会・運動会・修学旅行といった「教科ではない活動」を教育課程上どう位置づけるのか。これらは余興ではなく、学習指導要領が各教科・道徳科・総合的な学習の時間と並べて配列する正規の教育課程であり、指導要録にも特別活動の記録欄が設けられている。内容は学級活動・児童会(生徒会)活動・クラブ活動・学校行事の4つで、このうちクラブ活動は小学校のみに置かれ、中学校・高等学校では部活動が教育課程外の活動としてその役割の一部を担う。学級活動と学校行事には標準授業時数配当されるが、児童会・生徒会活動やクラブ活動は授業時数の枠外で運用される点が他の領域と異なる。学校行事には儀式的行事(入学式・卒業式)・文化的行事・健康安全体育的行事(運動会・避難訓練)・遠足集団宿泊的行事(修学旅行)・勤労生産奉仕的行事の5種があり、自治体教育委員会や学校は年間指導計画にこれらを組み込む。

教育課程上の位置づけと授業時数の扱い

特別活動は学校教育法施行規則別表が定める教育課程の構成領域の一つで、各教科・特別の教科である道徳・外国語活動・総合的な学習の時間と並ぶ。小学校・中学校では年間35単位時間(小学1年は34)を標準授業時数として学級活動に配当するが、これは特別活動全体ではなく学級活動分に限った時数である。児童会活動・生徒会活動・クラブ活動・学校行事に充てる時間は標準授業時数として一律には定められず、学校が実情に応じて適切に確保する。この時数配当の独特さが、特別活動を他の教科等から区別する実務上の特徴であり、教育課程編成では各行事の精選と時数の見積りが課題になる。

4つの内容と部活動・クラブ活動の関係

特別活動の内容は学級活動(小・中)またはホームルーム活動(高)、児童会活動(小)または生徒会活動(中・高)、クラブ活動、学校行事の4本柱で構成される。クラブ活動は小学校のみに置かれる教育課程内の活動で、中学校・高等学校には設けられていない。中学校・高等学校で同種の活動を担う部活動は学習指導要領上「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」教育課程外の活動と位置づけられ、特別活動とは別建てである。両者の混同は教育課程編成や授業時数計算で誤りを生むため、自治体の指導主事が学校の教育課程を点検する際の着眼点になる。

つながりのある用語

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