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衆議院議員選挙区画定審議会

読み:しゅうぎいんぎいんせんきょくかくていしんぎかい

別名:区割り審議会
意味

衆議院議員選挙区画定審議会とは、衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案を調査審議し、内閣総理大臣に勧告する総務省に置かれた審議会である。

一票の格差をならすため、誰がどんな基準で衆議院の選挙区を引き直すのか。衆議院議員選挙区画定審議会は、小選挙区の区割りの改定案を調査審議し、内閣総理大臣に勧告する役割を担う機関で、衆議院議員選挙区画定審議会設置法に基づき総務省に置かれている。委員は両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する七人で構成され、政治的に中立な立場から審議にあたる。改定案の作成にあたっては、各選挙区の人口の均衡を図ることが基本とされ、行政区画や地勢、交通などの事情を総合的に勘案して区割りを定める。国勢調査の結果や議席配分の見直しを受けて区割りの改定が必要になった場合に勧告を行い、勧告を受けた内閣は法制上の措置を講じることとされている。選挙区の線引きを政治の思惑から切り離し、客観的な基準で行わせるために設けられた仕組みである。

設置の趣旨と委員構成

衆議院議員選挙区画定審議会は、衆議院議員選挙区画定審議会設置法に基づいて総務省に置かれる審議会で、小選挙区の区割りという、放置すれば党派の利害が直接持ち込まれやすい事項を、中立的な第三者機関に委ねる趣旨で設けられた。委員は七人で、いずれも衆議院議員総選挙の選挙権を有する者のうちから、政治的に公正な判断ができる者として両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する。委員の任期は五年で、独立して職権を行使する。区割りの改定案を作成し内閣総理大臣に勧告するのが中心的な所掌で、勧告は法的拘束力を持つものではないが、内閣はこれを尊重して必要な法制上の措置を講じる運用が定着している。

区割りの基準とアダムズ方式

改定案の作成にあたっては、選挙区間の人口の格差を是正することが最大の課題とされ、各選挙区の人口ができるだけ均衡するように定めることが基本とされる。あわせて、行政区画、地勢、交通などの事情を総合的に考慮し、市区町村の区域を不自然に分割しないよう配慮される。二〇一六年の制度改正により、都道府県への議席配分には人口比をより正確に反映するアダムズ方式が導入され、一〇年ごとの大規模国勢調査の結果に基づいて配分と区割りを見直す仕組みが整えられた。これにより、一票の格差をめぐる訴訟で繰り返し問われてきた投票価値の不均衡を、定期的かつ客観的に是正することがめざされている。

つながりのある用語

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