ジチテン

教務

読み:きょうむ

意味

教務とは、学校において教育課程の編成・実施、授業時数や時間割の管理、学籍・成績の処理など、教育活動の根幹にかかる事務を担う校務分掌上の領域をいう。

新年度の時間割をどう組み、誰の学籍をどう管理し、成績や指導要録をどう処理するのか——学校という組織の授業運営を内側から回しているのが教務である。校務分掌のうえで生徒指導進路指導と並ぶ領域として位置づけられ、教育課程の編成と実施、年間指導計画と標準授業時数の管理、時間割の作成、学籍の異動(転入学・転学・休学)や指導要録・通知表の作成、学校行事の日程調整などを束ねる。これらを取りまとめる中心の職が教務主任で、学校教育法施行規則を根拠に置かれ、教育計画の立案や他の教職員への連絡調整にあたる。教育委員会が定める学校管理規則学習指導要領の枠内で、各学校の実情に応じて授業日や授業時数を具体化する実務が教務の中心であり、学校評価や教育課程の届出という形で教育委員会との接点にもなる。

校務分掌における教務の位置づけ

教務は、校務分掌のうえで生徒指導・進路指導・保健・安全などと並ぶ領域の一つであり、教育活動そのものの土台となる事務を担う。具体的には、学習指導要領と学校教育法施行規則が定める標準授業時数を踏まえた教育課程の編成・実施、年間指導計画や週時程・時間割の作成、学校行事を含む年間の教育計画の調整がある。これらを統括するのが教務主任で、学校教育法施行規則第44条を根拠に校長の監督を受けて教育計画の立案その他の教務に関する事項について連絡調整や指導助言にあたる職とされる。教育委員会が定める学校管理規則が授業日・休業日や授業時数の枠組みを定めるため、教務はその枠内で各学校の実情に合わせて具体化する役割を負う。

学籍・成績の管理と教育委員会との接点

教務の中核には、児童生徒の学籍と学習評価の管理がある。学齢簿に基づく入学から、転入学・転学・休学・卒業に至る学籍の異動を処理し、指導要録(学校教育法施行規則第24条で作成・保存が義務づけられる)を整え、通知表(通信簿)の作成や成績処理を行う。指導要録は進学先への抄本送付や情報開示の対象ともなるため、記載の正確性と保存年限の管理が実務上重要となる。教育課程の編成・実施状況は学校評価や教育委員会への教育課程の届出によって点検され、教務は学校と教育委員会をつなぐ事務面の窓口にもなる。授業時数の確保や行事の精選といった働き方改革の論点も、教務が編成段階で調整する課題である。

つながりのある用語

ご意見箱(匿名でひとことから投稿できます)