国民健康保険中央会とは、各都道府県の国民健康保険団体連合会を会員として組織される全国団体であり、国保連が行う審査支払事務の支援や共同利用システムの開発・運用、調査研究を担う法人である。
各都道府県にある国民健康保険団体連合会(国保連)を束ね、その審査支払業務を全国共通で支えるのが国民健康保険中央会である。国保連が医療・介護・障害福祉のレセプト審査支払を行うために用いる共同電算処理システムの開発・運用を一手に担い、全国どこの国保連でも同じ仕組みで事務が回るようにしている。自治体にとっては、国保連が介護給付費や障害福祉サービス費の請求審査を行う際の、システム面の元締めにあたる。診療報酬や介護報酬の改定があるたびにシステム改修が必要となり、中央会がその標準的な改修を全国分まとめて行うことで、各国保連と自治体の事務負担が抑えられている。介護保険や障害者福祉の制度運用が国保連の審査支払に依存しているため、その基盤を支える存在として実務上の重みは大きい。
国保連を束ねる全国組織としての役割
国民健康保険の保険者(市町村・都道府県)が共同で設ける国民健康保険団体連合会は、都道府県ごとに置かれ、医療・介護・障害福祉のレセプト審査支払を担う。国民健康保険中央会は、この各都道府県の国保連を会員とする全国団体であり、個々の国保連が単独で抱えるには重すぎる業務、とりわけ電算処理システムの開発・運用や、制度改正への対応、調査研究を全国共通で引き受ける。これにより、保険者が変わっても審査支払の取扱いが全国でそろい、医療機関や介護事業者が都道府県をまたいで請求する際の混乱が避けられる。
介護・障害福祉の審査支払システムの基盤
中央会の役割で自治体実務に直結するのは、介護保険や障害者総合支援法に基づくサービス費の審査支払システムの整備である。介護給付費や障害福祉サービス費は、事業者が国保連へ請求し、国保連が審査して市町村に代わって支払う流れになっており、その電算処理は中央会が開発した共同システムに依存している。介護報酬・障害福祉サービス等報酬は数年ごとに改定されるため、そのたびに大規模なシステム改修が必要になるが、中央会が標準仕様の改修を全国分まとめて行うことで、自治体や国保連が個別に対応する負担を回避している。給付実績データの集計・分析も中央会のシステム上で行われ、保険者の事務基盤を下支えしている。
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