ジチテン

経営指導員

読み:けいえいしどういん

意味

経営指導員とは、商工会・商工会議所に置かれ、小規模事業者の経営や記帳を巡回・窓口で指導する職員をいう。

小規模事業者が販路や資金繰りの相談を持ち込むとき、最初に対応するのは商工会商工会議所の経営指導員である。経営指導員は小規模事業者支援法に基づく経営改善普及事業の担い手で、記帳指導・経営相談・各種補助金申請支援を無料で行う。マル経融資(小規模事業者経営改善資金)の推薦も経営指導員の所掌で、6か月以上の経営指導を受けたことが融資の要件となる。人件費の一部は都道府県経由で国費から補助されるため、経営指導員の配置数は補助対象の指導員数に紐づく。自治体の産業振興担当が小規模事業者支援の現場を語るとき、経営指導員は実働部隊として欠かせない存在である。

経営改善普及事業における役割

経営指導員は小規模事業者支援法に基づく経営改善普及事業の中心的な担い手である。具体的には、記帳の指導、税務・金融・経営一般の相談対応、創業や事業承継の伴走、補助金の申請支援を窓口と巡回の両面で行う。とりわけ小規模事業者経営改善資金(マル経融資)は、日本政策金融公庫が無担保・無保証で融資する制度で、申込みには経営指導員による6か月以上の経営指導と商工会・商工会議所の推薦が要件となる。小規模事業者持続化補助金の申請でも、経営指導員が事業計画の策定を助言し、商工会・商工会議所が確認書を発行する運用がとられる。

配置と国の補助

経営指導員の人件費・活動費は、都道府県が交付する小規模事業者支援事業費補助金などにより国費で手当てされ、補助対象となる経営指導員の定数は商工会・商工会議所の小規模事業者数に応じて算定される。このため自治体や商工団体にとって、経営指導員を何人配置できるかは予算と補助対象定数に直結する論点となる。近年は職員の高齢化や後継確保が課題とされ、経営支援員・記帳専門員といった補助的職員と役割を分担し、専門的な支援は中小企業診断士よろず支援拠点など外部専門家へつなぐ体制が広がっている。

つながりのある用語

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