ジチテン

観光案内所

読み:かんこうあんないじょ

意味

観光案内所とは、旅行者に観光情報の提供や各種案内を行うために、駅前や観光地に設けられる窓口施設をいう。

初めて訪れた旅行者が地域で最初に頼るのが観光案内所であり、受入環境整備を考えるとき外せない拠点である。観光案内所は地図・パンフレットの配布、交通やイベントの案内、宿泊・体験の予約取次ぎなどを担い、自治体観光協会観光地域づくり法人(DMO)が運営する例が多い。外国人旅行者の増加を背景に、日本政府観光局(JNTO)は受入態勢を3段階の区分で認定する外国人観光案内所認定制度を設けており、認定区分により多言語対応や常駐通訳の有無が定められる。自治体の観光振興担当にとって観光案内所は、滞在中の満足度と回遊を左右する接点であり、運営費の確保や認定取得、デジタル案内への移行が実務上の論点となる。

JNTOの外国人観光案内所認定制度

外国人旅行者向けの観光案内所は、日本政府観光局(JNTO)の外国人観光案内所認定制度によって機能水準が区分されている。立地・営業日数・取り扱う地域の範囲・対応言語数などの基準に応じてカテゴリーが分かれ、上位区分ほど常時英語対応や複数言語対応、全国を範囲とする観光案内を要件とする。認定を受けた案内所は共通のシンボルマークを掲示でき、旅行者に一定の品質を示せる。自治体や観光協会が案内所を整備・改修する際は、この認定区分を目標に多言語スタッフや翻訳機器、Wi-Fi環境を整える例が多い。

運営主体と機能の変化

観光案内所の運営主体は、自治体直営のほか、観光協会や観光地域づくり法人(DMO)への委託、指定管理者制度の活用などさまざまである。近年はスマートフォンの普及で紙のパンフレット配布から、デジタルサイネージやQRコードによる情報提供、予約・決済機能の付加へと機能が移りつつある。一方で、人による対面案内は外国人旅行者や高齢の旅行者にとって依然重要で、通訳案内士や地域通訳案内士との連携、二次交通の案内、手荷物預かりや配送の取次ぎなど、滞在を支える総合窓口としての役割が拡張している。運営費は観光施設利用料や広告、宿泊税充当など財源確保が課題となる。

つながりのある用語

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