ジチテン

委員会記録

読み:いいんかいきろく

別名:委員会会議録
意味

委員会記録とは、議会の委員会における審査または調査の経過を記録した公式の文書をいい、本会議の会議録に対して委員会の議事を記録するものである。

委員会で誰がどのような質疑を行い、議案がどう修正・可決されたのかは、どこに残るのか。それを記すのが委員会記録である。本会議の議事を記録した会議録に対し、委員会記録は常任委員会特別委員会などの委員会審査の経過を記録する。会議規則委員会条例に基づき、出席委員、議題、発言の要旨または全文、表決の結果などが記載され、委員長や記録署名委員が内容を確認する。本会議の会議録が議員全員による最終意思決定の記録であるのに対し、委員会記録は議案の実質的な審査が行われる現場の記録であり、委員長報告の根拠資料ともなる。本会議の会議録に準じて全文筆記または要点筆記の方式を定める議会が一般的で、近年は会議録検索システムで委員会記録も公開する団体が増えている。

会議録との違いと記載事項

委員会記録は、委員会という審査の現場で行われた議事を記録する文書である。本会議の会議録が議会全体の最終的な意思決定の経過を記録するのに対し、委員会記録は付託された議案の実質審査、すなわち委員と執行機関とのやり取りや修正の議論を残す。記載事項は議会の会議規則や委員会条例の定めによるが、開会散会の日時、出席委員と欠席委員、出席した執行機関の職員、議題、質疑・答弁討論の内容、表決の結果などが含まれる。記録の確認方法は議会により異なり、委員長が内容を確認するほか、あらかじめ指名した委員が署名して正確性を担保する方式をとる議会もある。委員会記録は、委員長が本会議で行う委員長報告の裏付けとなり、後日の審議経過の確認や住民への説明責任の基礎資料となる。

作成方式と公開

委員会記録の作成方式は、発言を一語一句残す全文筆記と、要点をまとめる要点筆記に大別され、どちらをとるかは議会の規模や運用方針による。本会議の会議録は全文筆記が一般的だが、委員会記録は要点筆記とする議会も少なくない。作成は議会事務局の書記が担い、録音や速記をもとに整理する。公開については、情報公開の進展とともに本会議の会議録に加えて委員会記録もインターネット上の会議録検索システムで提供する団体が増えており、住民が会期後に委員会での審査内容を確認できるようになっている。一方で秘密会として開かれた委員会の記録は公開されず、取扱いが区別される。

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