ジチテン

保育所児童保育要録

読み:ほいくしょじどうほいくようろく

別名:保育要録
意味

保育所児童保育要録とは、保育所保育指針に基づき、保育所が在籍児童の育ちを支えるために作成し、就学に際して子どもが入学する小学校へ送付する記録である。

保育所で育った子どもの育ちや援助の経過を、小学校はどのように引き継ぐのか。その橋渡しを担うのが保育所児童保育要録である。保育所保育指針は、保育所に在籍した子どもの就学に当たり、保育所での育ちを小学校へ伝えるため、市町村の支援のもとに保育所児童保育要録を作成し、入学する小学校の校長へ送付するものとしている。

要録には、子どもの氏名等の基本的な事項に加え、在籍中の保育における子どもの育ちに関する事項、最終年度の重点や指導の過程と結果の要約などが記載される。幼稚園における幼稚園幼児指導要録認定こども園における認定こども園こども要録と同様に、いわゆる「幼保小の接続」を支える書類として位置づけられる。

実務上は、年度末に保育所の保育士・所長が作成し、抄本または写しを小学校へ送付する。小学校はこれを受けてスタートカリキュラムの編成や個別の配慮に役立てる。個人情報を含む記録であるため、作成・送付・保存の取扱いと、要保護児童等に関する情報の引継ぎに配慮しなければならない。

幼保小の接続を支える要録

保育所児童保育要録は、保育所保育指針において、子どもの就学に際し保育所での育ちを小学校に円滑に引き継ぐために作成・送付するものと位置づけられる。同様の書類として、幼稚園には幼稚園幼児指導要録(学校教育法施行規則に基づく指導要録)、幼保連携型認定こども園には認定こども園こども要録があり、いずれも小学校へ送付され、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」を踏まえた育ちの引継ぎを担う。小学校はこれらを受けてスタートカリキュラムを編成し、就学前の育ちと小学校教育の接続を図る。

作成・送付・保存の取扱い

保育所児童保育要録は、最終年度の子どもについて在籍中の育ちの要約を記し、年度末までに作成のうえ、入学する小学校の校長へ抄本または写しを送付する。原本は保育所が保存する。子どもの育ちに関する個人情報を含むため、記載は子どもの最善の利益に資する形で行い、保護者との関係にも配慮することが指針上求められる。虐待のおそれなど特に配慮を要する子どもについては、要録とは別に、要保護児童対策地域協議会の枠組みなども用いて必要な情報を小学校や関係機関へ引き継ぐ運用がとられる。

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