ジチテン

比例代表制

読み:ひれいだいひょうせい

別名:比例代表
意味

比例代表制とは、各政党の得票数に比例して議席を配分する選挙制度をいう。

選挙制度の設計では、候補者個人に投票させるか政党に投票させるか、そして票をどう議席に変換するかが争点になる。比例代表制は、政党などが届け出た名簿に対する得票に応じて議席を配分する仕組みで、得票率と議席率の乖離が小さく死票が少ないのが特徴である。衆議院では十一のブロックごとに、参議院では全国を単位として採用されている。

議席の割り振りには、各政党の得票を一、二、三……の整数で順に割り、商の大きい順に議席を与えるドント式が用いられる。名簿の作り方には、政党があらかじめ当選順位を決める拘束名簿式と、有権者が候補者個人を選べる非拘束名簿式がある。一人だけを選ぶ小選挙区制とは議席配分の考え方が対照的であり、両者を組み合わせた小選挙区比例代表並立制が衆議院議員総選挙で採られている。地方議会の議員選挙では比例代表制は用いられない。

比例代表制における議席配分と名簿方式

比例代表制の議席はドント式で配分される。各政党の得票数を一、二、三と順に整数で割っていき、得られた商の大きい順に定数まで議席を割り当てる方式である。名簿の作り方は二通りある。拘束名簿式は政党が名簿上の当選順位をあらかじめ定めるもので、衆議院比例代表選挙で採られ、有権者は政党名で投票する。非拘束名簿式は有権者が候補者個人名でも投票でき、政党の総得票の中での個人名得票の多い順に当選者を決めるもので、参議院比例代表選挙で採られている(公職選挙法第95条の2、第95条の3)。衆議院では小選挙区との重複立候補が認められ、小選挙区で落選した候補者が比例代表で復活当選する場合があり、その当落順位の指標として惜敗率が用いられる。地方公共団体の議会の議員選挙には比例代表制は用いられず、大選挙区制を基本とする点に注意が必要である。

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