ジチテン

販路開拓

読み:はんろかいたく

意味

販路開拓とは、事業者が自社の商品やサービスを売るための新しい取引先や市場を開拓する取組みをいう。

中小企業・小規模事業者の支援で「作ったものをどう売るか」を扱うのが販路開拓であり、産業振興施策の出口にあたる。よい商品を開発しても売り先がなければ事業として成り立たないため、自治体や商工団体は商談会の開催、物産展・展示会への出展支援、ECサイトでの販売支援、バイヤーとのマッチングなどで販路開拓を後押しする。国の小規模事業者持続化補助金は、販路開拓やそれに伴う業務効率化の取組みを補助対象とする代表的な制度で、商工会商工会議所の支援を受けて経営計画を作ることが申請の前提となる。販路開拓は単発の催事で完結せず、商品改良・ブランド化・継続的な取引関係づくりまで含めた一連の支援として設計するのが実務上の要点である。

自治体・商工団体による販路開拓支援の手段

販路開拓の支援手段は段階に応じて多様である。需要を掘り起こす入口では、バイヤーや他の事業者と引き合わせる商談会・ビジネスマッチング、百貨店や駅ビルでの物産展、見本市・展示会への共同出展がある。販売チャネルの確保では、アンテナショップでの取扱い、ECサイトへの出店支援、ふるさと納税返礼品としての掲載などが用いられる。これらは商品開発やブランド化と一体で設計されることが多く、商工会・商工会議所の経営指導員よろず支援拠点、専門家派遣による伴走支援と組み合わせて進められる。

小規模事業者持続化補助金との関係

国の制度で販路開拓を直接支援する代表が小規模事業者持続化補助金である。これは小規模事業者が販路開拓や業務効率化に取り組む経費の一部を補助するもので、チラシ・ウェブサイトの作成、展示会出展、店舗改装などが対象になりうる。申請には、商工会・商工会議所の指導・助言を受けて作成した経営計画書・補助事業計画書の提出と、商工団体が発行する事業支援計画書(確認書)が必要とされる。採択後は補助事業の実施と実績報告を経て補助金額が確定する流れで、自治体が独自に上乗せ補助や申請支援を行う例もある。

つながりのある用語

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