ジチテン

号給

読み:ごうきゅう

別名:号俸
意味

号給とは、給料表の同一の職務の級のなかで給料月額を区分した縦の段階をいう。

中途採用者の初任給を決めたり、毎年の昇給給料がいくら上がるかを確かめたりするとき、職員は必ず給料表のどの号給にいるかを起点に計算する。号給とは、給料表で職務の級を横軸とすると、その級の内側で給料月額を細かく刻んだ縦軸の段階であり、たとえば1級5号給というかたちで一人ひとりの位置が特定される。同じ級のなかで号給が一つ上がることが昇給で、級そのものが上がるのが昇格であり、両者は給料表上の動く方向が異なる。標準的な勤務成績では1年に4号給上がるが、人事評価の結果で進む号給数が増減し、最下位評価では0号給すなわち昇給なしもありうる。号給には級ごとに最高号給という上限があり、そこに達すると勤続を重ねても給料月額は上がらなくなる。前歴のある中途採用者には、民間などでの職歴を一定割合で換算した号数を加えて初任給の号給を決める前歴換算が行われる。

給料表における号給と級の関係

地方公務員の給料表は、職務の複雑さや責任の度合いで分けた「職務の級」を横軸、各級内で給料月額を刻んだ「号給」を縦軸とする格子状の表である。職員一人ひとりは、級と号給の組み合わせ(例: 行政職給料表1級25号給)で給料月額が一意に定まる。昇給は同一の級のなかで号給が上位へ移ること、昇格は上位の級へ移ることを指し、給料表上で動く方向が異なる。号給を上げる昇給は給与に関する条例規則が定める基準に従い、原則として年1回、勤務成績に応じて行われる。級ごとに号給数の上限(最高号給)が定められており、その級にとどまる限り最高号給を超えて給料月額が上がることはない。

勤務成績による昇給号数と前歴換算

2006年の給与構造改革により、年功的に一律で号給が上がる仕組みは改められ、勤務成績の評価結果と昇給号数を連動させる制度が導入された。標準的な勤務成績ならば年4号給、評価が高ければそれより多く、低ければ少なく昇給し、最下位の評価では昇給号数が0となって給料月額が据え置かれることもある。新規採用者の初任給は、学歴別に定められた初任給基準の号給から出発する。これに対し、民間企業などで職歴を持つ中途採用者には、その職歴を職種ごとの換算率で号数に直して加える前歴換算が行われ、経験に見合った号給からの格付けがなされる。換算の基準は人事委員会規則や給与に関する規則で定められ、人事委員会を置かない団体では規則の定めに従って任命権者が決定する。

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