ジチテン

学校三師

読み:がっこうさんし

意味

学校三師とは、学校保健安全法に基づき学校に置かれる学校医・学校歯科医・学校薬剤師の三つの専門職の総称である。

学校で子どもの健康診断や環境衛生検査を誰が専門的に担うのかを示すのが学校三師である。学校保健安全法は、すべての学校に学校医を、大学を除く学校に学校歯科医と学校薬剤師を置くと定めており、これらをまとめて学校三師と呼ぶ。いずれも地域の開業医・歯科医・薬剤師が非常勤で委嘱され、健康診断、健康相談、感染症対策への助言、教室や水質・プールなどの学校環境衛生検査を分担する。常勤の養護教諭が日常の保健管理を担うのに対し、学校三師は医学・歯学・薬学の専門的判断を外部から支える役割を負う。教育委員会や学校設置者は、地区医師会・歯科医師会・薬剤師会と調整し、委嘱と報酬の手続を行う。

三師の職務分担と委嘱の仕組み

学校三師はそれぞれ専門領域が分かれる。学校医は健康診断・健康相談・疾病予防や感染症発生時の指導を担い、近年は心の健康やアレルギー対応への助言も求められる。学校歯科医は歯科健診とむし歯・歯周疾患の予防指導、咀嚼や口腔機能の保健指導を担当する。学校薬剤師は教室の照度・空気・飲料水・プール水質などの学校環境衛生検査と、医薬品・劇毒物の管理指導を行うのが特徴で、診療ではなく環境衛生の専門家として置かれる点が他の二師と異なる。いずれも非常勤の委嘱職であり、地区の医師会・歯科医師会・薬剤師会の推薦を受けて学校設置者が委嘱する。公立学校では報酬が条例で定められ、養護教諭が日常の保健管理を担う体制の中で、専門的判断を要する場面を三師が補完する関係にある。

つながりのある用語

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