ジチテン

学校保健

読み:がっこうほけん

意味

学校保健とは、児童生徒および教職員の健康の保持増進を図るため、学校で行われる保健管理と保健教育の総体をいい、学校保健安全法を根拠とする。

学校で子どもと教職員の健康をどう守り、誰がその専門を担うのかという問いの全体像を示すのが学校保健である。学校保健安全法は学校保健と学校安全の二領域を束ねており、このうち学校保健は健康診断や感染症予防・環境衛生といった保健管理と、保健の授業や保健指導という保健教育の二本柱からなる。担い手も多層で、児童生徒の健康管理や保健室運営を担う養護教諭、保健に関する事項の企画調整を担う保健主事、学校医・学校歯科医・学校薬剤師からなる学校三師が連携する。就学時健康診断や定期健康診断、感染症による出席停止学級閉鎖の判断、学校環境衛生基準に基づく検査も学校保健の枠組みの中にある。教育委員会には学校保健担当が置かれ、養護教諭の配置や研修、健康課題への対応を支える。

保健管理と保健教育の二本柱

学校保健は、児童生徒・教職員の健康状態を把握し守る「保健管理」と、健康に関する知識・態度を育てる「保健教育」の二領域からなる。保健管理には、就学時健康診断や毎年の定期健康診断、感染症予防のための出席停止・臨時休業(学級閉鎖・学年閉鎖等)の措置、教室の照度や飲料水などを点検する学校環境衛生基準に基づく検査が含まれる。保健教育は、体育・保健体育等の授業で行う保健学習と、保健室や日常の場面での個別・集団の保健指導からなる。これらは学校保健安全法を根拠とし、同法が学校安全とあわせて学校における健康・安全の枠組みを定めている。

担い手と教育委員会の役割

学校保健は複数の専門職の連携で成り立つ。養護教諭は健康診断の実施補助、保健室での救急処置や健康相談、保健だよりの作成など児童生徒の健康管理の中核を担う。保健主事は教員のなかから充てられ、学校保健に関する事項の企画・連絡調整を行う。学校三師(学校医・学校歯科医・学校薬剤師)は非常勤の専門家として健康診断・健康相談や環境衛生検査に関与する。これらの専門職に加え、担任や管理職も日常の健康観察や事故対応で学校保健に関わる。市区町村・都道府県の教育委員会には学校保健の担当が置かれ、養護教諭等の配置、研修の実施、感染症や食物アレルギーといった健康課題への対応方針の整備により各学校を支える。

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