ジチテン

ドント式

読み:どんとしき

別名:ドント方式
意味

ドント式とは、各政党の得票数を一以降の整数で順に割り、商の大きい順に議席を配分する比例代表制の議席配分方式をいう。

比例代表制では政党の得票を議席に変換する計算ルールが必要であり、その代表的な方式がドント式である。各政党の得票数を一、二、三……と順に整数で割っていき、得られた商を全政党で比べて大きい順に並べ、定数に達するまで上から議席を割り当てる。ベルギーの法学者ドントが考案したことに名が由来する。

日本では衆議院・参議院の比例代表選挙の議席配分に採用されている(公職選挙法第95条の2第1項)。得票の多い政党ほど議席を得やすく、結果として大政党にやや有利に働く傾向があるとされる。同じく比例配分に用いられる方式にはサンラグ式などもあるが、日本の国政選挙ではドント式が用いられている。地方議会の議員選挙は比例代表制を採らないため、ドント式が使われる場面は国政選挙に限られる。

ドント式による議席配分の計算手順

ドント式は比例代表制で各政党の得票を議席に変換する計算方式である。手順は、まず各政党の得票数を一、二、三……と整数で順に割り、得られたすべての商を政党の別を問わず大きい順に並べる。次に、その商の大きいものから順に、定数に達するまで議席を一つずつ各政党へ割り当てる。たとえば定数四でA党一千二百票・B党九百票・C党四百八十票の場合、商の大きい順はA一千二百・B九百・A六百・C四百八十……となり、A党二議席・B党一議席・C党一議席となる。日本では衆議院・参議院いずれの比例代表選挙でもこの方式が用いられている(公職選挙法第95条の2第1項)。得票の多い政党の商が上位を占めやすいため、相対的に大政党へ有利に働くと評価される。衆議院では小選挙区との重複立候補者の比例名簿同一順位者について、惜敗率の高い順に当選人を定める処理がドント式の配分結果と組み合わされる。

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