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地方整備局

読み:ちほうせいびきょく

意味

地方整備局とは、国土交通省設置法および同省組織令に基づき置かれる国土交通省の地方支分部局であり、直轄の河川・道路・ダム・砂防・港湾などの整備と維持管理のほか、建設業・宅地建物取引業の許認可や指導監督を所管する。

自治体にとって地方整備局は、河川・道路・港湾といった大規模なインフラ整備で日常的に協議する国の事業者であり監督官庁である。国が直接実施する直轄事業の主体として一級河川の管理や国道の整備を担う一方、都道府県や市町村が行う補助事業に対しては国費の配分や技術的な助言の窓口になる。全国を東北・関東・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州などのブロックに分けて設置され、その下に河川国道事務所などの出先を置いて現場の事業を進める。建設業の許可や宅地建物取引業の免許、建設関連の指導監督も所管するため、公共事業の発注者である自治体にとっては事業者管理の面でも関わりが深い。災害時には、テックフォース(緊急災害対策派遣隊)の派遣や災害復旧の支援など、被災自治体を直接支える役割も担う。北海道は北海道開発局、沖縄は沖縄総合事務局が同等の事務を所管する。

直轄事業と補助事業をめぐる自治体との関係

地方整備局の事務は、国が事業主体となる直轄事業と、自治体が事業主体となる補助事業の双方に及ぶ。直轄事業では一級河川の指定区間外の管理や直轄国道の整備・維持を国自らが行い、これに要する費用の一部を関係自治体が直轄事業負担金として負担する場合がある。補助事業では、都道府県・市町村が行う道路・河川・港湾などの整備に対し、国費の配分や交付、技術基準に基づく助言・調整を担う。このため自治体の土木・都市整備の担当部局にとって、地方整備局は事業計画の協議相手であり、補助の窓口であり、技術的な照会先でもある。河川や道路の管理区分(国管理か県管理か)によって所管が分かれる点も実務上重要である。

災害対応と建設業行政(テックフォース・許認可

地方整備局は平時のインフラ整備だけでなく、災害対応でも自治体と密接に関わる。大規模災害時には緊急災害対策派遣隊(テックフォース)を被災地へ派遣し、被害状況の把握、応急復旧、自治体への技術的支援を行う。排水ポンプ車や照明車などの災害対策用機械を保有し、市町村の要請に応じて出動する。また建設業の許可、宅地建物取引業の免許、建設関連業の登録など事業者の許認可・監督も所管しており、公共工事の発注者である自治体にとっては入札参加資格や事業者の状況を把握するうえでの関係先となる。これらの執行は本省ではなく管轄の地方整備局が担う。

つながりのある用語

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